【実体験】人生迷走サラリーマンがネットワークビジネスの勧誘を受けました ~後編~

『仕事』

ネットワークビジネス

権利収入を得ることで、働かずしてお金を稼げるという魅力的な言葉をこのビジネスとともに聞くことが多いです
そんな甘い言葉に誘われて、人生迷走サリーマンこと私も、実際にネットワークビジネスの勧誘を受けました(笑)

先の前編の記事では、その話を聞いたうえで、ネットワークビジネスというものがどういった仕組みで運用されているのか、調べた限りの世間の評判をまとめました

今回、後編では

・実際にどのような経緯でネットワークビジネスの勧誘をする人と会ったのか
・どのような流れで勧誘を受けていたのか
・結果、私はどうしたか

を記事にしたいと思います

結果的に、私は4度その人とお会いしました
時系列順に並べていきます

①こうして、ネットワークビジネスの勧誘をする人と出会いました

出会ったきっかけ

私が、ネットワークビジネスの勧誘をする人と出会ったきっかけは、友人づてでした

その友人は、最近起業し、個人事業主として生計を立て始めました
その過程で、社会人サークルやインターネットのコミュニティを通じて様々な人と会っていたそうです
私にネットワークビジネスの勧誘を行った人も、そういった出会いの中の1人です

私と友人は、休みが合えば度々会う仲で、お互いにグダグダしゃべったりする仲でした
その日もそんな感じで会っているときに

アラサー迷走サラリーマン
アラサー迷走サラリーマン

最近マジで思うんだけど、このままじゃ絶対やばいよね・・・
ただ、何をどうしたらいいかわかんねぇーよ・・・

友人
友人

そしたら、最近あった人の中で結構いろいろビジネスしてる人いるんだよ!
人脈もあるし、きっかけにもなるかもだから1回会ってみる?

正直、ツボでも売られるのかな?って思ってました(笑)
ただ、何もしなければ何も変わらないと思い、その友人つてでネットワークビジネスの勧誘をする人と会うことになったのが、きっかけです

ここまで聞くと、友人もネットワークビジネスをやっているだろうと思われるでしょうが、友人はやっていません
何なら、同じタイミングで勧誘を受けていました(笑)
先に、人を紹介してもらいビジネスにつながった
そのお返しに、現状に不満がある、人生に不安がある人物として私を紹介した、って感じです

会って最初の第一印象

後日、日程を調整して、私はその友人とともにネットワークビジネスの勧誘をする人と会うことになりました
その人の歳は20代後半、カジュアルビジネススタイルで何かできそうな感じがしたのを覚えています

はじめましての挨拶から適当な雑談、ちょっとしたビジネスの話(ネットワークビジネスに限らず、投資やアフィリエイトなど)、下ネタなど、コミュニケーションをとっていき、最初のアポイントは2時間ほどで終了しました

第一印象はよかったですね
私は初対面の人とコミュニケーションをとるのが苦手なわけではありませんが、相手がそういうことを苦手だったりすると、やはり苦労します
そういったことがなく、お互いにしっかりと会話のキャッチボールができたなっていう印象です
わかりやすくすると、成績の良い営業マンとの初対面みたいな感じですかね

ただ、1つ疑問に思ったのが、私が全然興味を示さなかったネットワークビジネスをおススメしていることでした
その時点で知識もないし、興味もなかったんですが、「何もスキルがなくてもいけますよ!」みたいに強く勧められましたね
そういった経緯で、次回ネットワークビジネスについて詳しくお話を聞く、っていう形でその日のアポイントメントは終了しました

②システムや仕組みを解説(2~4回目)

1度に全てを説明しない

その後、私は計4回、ネットワークビジネスの勧誘をする人に会いました
1回にかかる時間としては1時間30分~2時間30分くらい
場所はカフェかファミレスです
コーヒー飲みながら、口頭と紙に書いたりして説明を受けるって感じですね

最初は、権利収入がいかに素晴らしいものかということ、ネットワークビジネス自体の仕組みやシステムの説明でした
言っていることに矛盾は感じなかったし、実現出来たらすごく魅力的だなと感じたのを覚えています

その後、実際にその人が活動している会社についてだったり、報酬を得るためのシステムだったりの説明や実際にやる場合は、どんな感じにやるかというのを説明してもらいました

この説明は複数回に分けて行われています
だから、私はその人と計4回会ったんですね

実際、1度で全てを説明するよりも細かく部分的に説明を聞けたので、結構詳しくなれた気がします
また、大体1週間おきくらいに会っていたので、私自身で調べたりする時間がとりやすかったっていうのもありました

紹介された会社は『TIENS』

私が実際に紹介された会社はTIENSという会社でした
本社を中国に持ち、中国では1.2を争うトップ企業みたいです
全世界規模でネットワークビジネス(MLM)事業展開していて、日本での歴史はまだ浅い企業です

主に扱っている品目はオーガニックのサプリや日用品といった消耗品で、定期的な購入を狙えるネットワークビジネスに向いている品目を扱っています
この品目を購入したい、またはビジネスとして扱いたい、というときに先に利用している紹介者からの紹介が必要になるんですよね

扱っている商品の品質は非常に高いそうです
実際に私も栄養剤をもらいました
といっても、1回飲んだきりですし、元々栄養剤を飲む習慣もないのでよくわかりませんでした(笑)
ただ、味はそんなにまずくなかったです

③結果、私はどうしたか

皆さん気になると思いますが、結果として私は・・・

ネットワークビジネスはやりませんでした

その理由を下記にて解説します

システムがよくわからなかった

1つ目に、報酬のシステムがよくわからなかったということが挙げられます
これは、単に私の理解力の問題かもしれません(笑)

TIENSのネットワークビジネスは設定されたランクによって報酬率や受けられるサービスが変わってきます
ざっくり言っちゃうと、自分発のビジネスをする紹介者を増やしていき、その紹介した人がまた紹介者を増やしていく
そうやって、ビジネスをする人が増えれば増えるほどランクが上がり、報酬やボーナスが増えるといった感じです
高いランクになると、年間○○万円分までは何かを買うときTIENSが肩代わりするするというボーナスもあるそうです

ただ、実際にどれくらい売れば自分にどれだけの儲けが入るのか、どれくらい上の人の分として引かれるのかがよくわからなかったんですよね
基本的に説明は全て%で示されました

このランクの時は購入金額の○○%が入る
自分の紹介した人が売り上げを作れば、内○○%が入るし、ボーナスとして○○%が入る

って感じですね

で、実際に月50万円程の収入を得るためには何人くらいビジネスする人を作ればいいか聞いてみたんですよ
その答えは・・・5人でした

で、「え??」と思ったんですよ
色々説明してもらった%で5人だけって・・・相当厳しくね?

実際に数字を当てはめてみても、下に相当人数作らないといかないんですよね
もちろん、ボーナスがいろいろあるみたいなんで、実際は違うのかもしれませんが、だいぶかけ離れてたんですよ
しかも、ネットワークビジネスの勧誘をする人はネットワークビジネスの年収600万ほどとのことでしたが、直接の下には12人(私で13人目)との話でした
年収600万=月収50万・・・5人じゃ無理じゃね?(笑)

そんな感じで、システムがよくわからなかったのがやらなかった理由の1つです

再現性がないように感じた

2つ目の理由に再現性のなさ、つまり自分が出来る気がしなかったという点が挙げられます

ネットワークビジネスに特別なスキルや知識はいらないとの話でしたが、確かにその通りだなと思いました
もちろん、事業に対する知識や相手と受け答えをするコミュニケーション能力は必要だなと思いましたが、それはどんな仕事でも一緒です
営業職として働いていても、販売職として働いていてもその辺の知識やコミュニケーション能力は必要ですからね
エンジニアや技術職のようなその仕事を行う上で、必ず必要になる特殊スキルは必要ないので、確かに誰でもできるとは思いました

ただ、たくさんの人とつながれるようなコミュティの広さとそれに取り組める時間の確保という点で再現性がないと私は感じました

口コミでビジネスを紹介していくということは、実際に対面で会える相手がいないとビジネスを行うことができません
インターネットや社会人サークルなどを通じて、新たなコミュニティを形成していくことで、そういった人材は確保できるのかもしれませんが、うまくいく保証も確証もありません
また、そこまで親しくない人にお世辞にも評判がいいとは言えないネットワークビジネスを紹介することで、実際にビジネスを始めようとする人は非常に少ないように感じます

そうなると、必然的に元々付き合いのある友人や知人に話を持っていくということになります

仮にその友人がネットワークビジネスに悪印象を持っていれば、自分の評価が下がったり、心配されたりするでしょう
仮にその友人がネットワークビジネスを行って、うまくいかなかったら、自分の評価や印象が悪くなるでしょう

こういったリスクを考えると、近しい人に紹介するのはなかなか勇気がいりますよね

また、コミュティを広げるにせよ、実際に口コミをするにせよ、時間がすごくかかります

私の例でも、1回の説明に1時間半~2時間半×4回
企業勤めのサラリーマンが業務の合間にこの時間を確保するのは非常に難しいです
しかも、相手の都合に合わせて時間をとらないといけないですからね
これに加えて、人脈確保のための作業も行わなければなりません
・・・とても、会社勤めをしながらできる作業量じゃないと感じました

ネットワークビジネスを本業として行うなら別ですが、副業として副収入を得るために行うには、ちょっと厳しいかなと感じたのが2つ目の理由です

紹介者をイマイチ信頼しきれなかった

3つ目の理由として、紹介者をイマイチ信用しきれなかったというのがあります

第一印象は確かに良かったんです
コミュニケーションもしっかりとれるし、カジュアルビジネススタイルでできる感じもありましたからね

ただ、複数回会うことできづいてしまったんですよ・・・

「あれ?この人毎回同じ服じゃね・・・??」

なんか印象変わらないなぁ~って思ってたら、毎回同じ服だったんですよね
一応、年収1200万くらい他の事業と合わせて稼いでるみたいです
そんな人が毎回同じ服って・・・おかしくね?

しかも、腕に高そうなロレックスの時計してるんですけど・・・止まってるんですよ
1回会った時に止まってるのはまだわかりますよ
急に壊れちゃったタイミングだったのかもしれませんし
ただ、その次の時も止まってるのはどうなの?と
普通修理に出すか、別の時計使いませんか?

会計もちょっと疑問に思ったんです
会っていた場所はカフェやファミレスです
何も頼まないわけにはいかないので、毎回コーヒーとか頼みながら説明聞いてたんですよね
で、終わったら会計するじゃないですか

アラサー迷走サラリーマン
アラサー迷走サラリーマン

金持ってるからおごってくれるだろうな!!

正直期待してましたよ(笑)
ただ、1回もおごってくれませんでした・・・

まぁ、これは全然構わないんですよ
ただね・・・10円単位まできっちり割り勘ってどうなの!??!
メッチャケチで金ない人の行動じゃん!!って思っちゃったんですよね
(なんなら面倒くさくて毎回私が多めに出してましたからね)

そういったところから、あくまでも服装や時計はお金を持ってる風に見せる演出なのかな?と思い、イマイチその人のことを信用しきれなかったんですよね

上記のような理由から、私はTIENSによるネットワークビジネスの勧誘を断りました

④まとめ

これが私が実際に体験したネットワークビジネスの勧誘です
確かに、特殊なスキルはいらないし、しっかりとしたシステムを組めれば永続的に権利収入が手に入る素晴らしいビジネスなのかもと思いました
ただ、そこに至るまでの道のりはなかなかに険しいのかなと感じました

どんな仕事でも楽して稼げるなんて言うものはありません
みんな一生懸命頑張って、努力してやっと成功をつかみ取るものだと思います

このネットワークビジネスも一生懸命頑張って、努力してやっと安定的な権利収入を得ることが出来るんだと思います
ただ、私にはそこまで労力をかける魅力というのを感じることが出来ませんでした

ただ、話を聞いたこと自体はよかったかなと思っています
今まで、会社に一生勤めて、そこからの給料だけで生きていくとしか考えていませんでしたが、今後の社会情勢を考えるとそれだけでは不安であるということに気づけたからです

・少子高齢化が進む社会情勢で、将来的に年金がなくなる可能性が高い
・2020年のコロナショックのように、いつ何時所属する企業がピンチに陥るかわからない

このようなピンチな状況に陥った時に、自分の力だけで稼ぐスキルや手段を持っていることが、今後の社会を生きていく上で必要なのかもしれないと気づいたんですよね

だからこそ、今『副業』というものが非常に注目されているのかなと思います

今回、私はネットワークビジネスを行うという選択はしませんでした
ただ、今後の社会を生きていく上で、今のままではダメだという意識はより強くなりました

なので、自分なりにできる副業やスキルをこれからも探していきたいと思います
今回の記事を読んで、少しでも皆さんに共感してもらえたり、役に立てたら嬉しいです

以上が私のネットワークビジネス勧誘体験でした!

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