「ボートレースはインが強い!」それって本当?

『ボートレース』

皆さん、こんにちは、こんばんは、おはようございます。
貴也@サラリーマンボートレース愛好家です。

今回はボートレースをよく知らない人でも知っている格言、インコースが強い!
これについて、考察していきます

①理由から考える「インが強い」

ボートレースは水面を左回りで旋回する

ご存じの通り、ボートレースは水面の上を左回りで旋回します
つまり、インコースの選手は一番内側を走っているということです
一番内側を走っているとどんなメリットがあるか
単純に走行距離が一番短くなります

皆さんも、学生時代に100mトラック走をやったことがあるんではないでしょうか?
その時のことを思い出してみてください
カーブを曲がるとき、内側に他のランナーが走っていたらどうしていましたか?
そう!その外を大回りで走っていましたよね

ボートレースでも同様に外側の選手は内側の選手の外を大回りで走らないといけないわけです
そうなると、走行距離が増えるので単純に不利になります
トラック競技などでは外側の選手のスタート位置を前にすることで、この不利を補っていますが、ボートレースのスタートはフライングスタート方式を採用しています
インコースの選手がいいスタートを切った場合は、外側の選手がターンマークに達するまでに前に出ることは非常に難しくなります
なので、インが有利と言えます

「波」が存在する

先ほども申し上げたように、ボートレースは水面の上を走っています
なので、ボートの走った後には波が立ちます
これを「引き波」と呼びます

インコースの選手は大抵の場合、1番始めにターンマークを回り始めます
つまり、引き波のない水面の上を走れるんです
皆さんも、競泳用のプールで泳ぐのと、海で波に向かって泳ぐ場合、どちらのほうが楽に前に進めますか?
競泳用のプールですよね!
これは、ボートも同じで、引き波の上を走るには静水面を走るよりも、パワーと技術が必要になります
選手の力量が足りない、モーターの機力が足りない場合は、引き波によって大きくタイムロスしてしまう可能性が高くなります
なので、引き波の上を走る可能性が1番低いインは有利であると言えます

②データから見る「インが強い」

平均イン勝率

ボートレースにおけるイン勝率は約60%ほどになります
特別な理由がない限り、各場で1日12レース行われますが、データから見ると半数以上がインコースの1着という結果に収まっています
これは、各レース場により、変わってきますが、平均するとこのくらいの数字になります
1日全てイン逃げ決着なんてケースも見受けられます

また、集計データではなく私個人の感覚ですが、12レースのうちの前半レース(1R~6R)と後半レース(7R~12R)でイン勝率が変わってくると考えています
前半レースの方がイン勝率が悪く、後半レースの方がイン勝率が高くなると感じています

理由としては下記が挙げられます

・各場の番組構成上、前半レースに低勝率選手、低勝率機、節間成績が悪い選手が集められる
・後半レースにドリーム戦、準優戦、優勝戦など、力量、機力、節間成績が高い選手が集められる
・時間が経つにつれて、日が落ちる影響で気温が下がる
 (モーターは気温が高くなるほど体積効率が上がり、出足が良くなると言われている
  そのため、スロースタートがより有利になる)

各レース場インコース勝率

<インコース勝率>
【ベスト3】          【ワースト3】
①大村 66.0%         ①戸田 41.9%
②徳山 63.4%         ②平和島 46.0%
③芦屋 62.1%         ③江戸川 49.3%
※2019/08/01~2020/07/31集計 艇国データバンク引用

特に、インコースが強いレース場は大村、徳山、芦屋の3場で、反対にインコースが弱いレース場は戸田、平和島、江戸川です
これは、風や波の影響を受けやすい、ターンマークと防波堤の距離など、各レース場の特性によって変わってきます

なので、本命戦を確実に当てたい場合は、大村・徳山・芦屋の後半レースを
穴党で万舟を狙いたい場合は、戸田・平和島・江戸川の前半レースを狙ってみる戦略が向いているといえます

③インコースから買う場合の舟券ポイント

ボートレースで勝つためには回収率を上げることが重要になります
詳しくは、下記記事を参考にしてください

その上で、インコースから舟券を買って、回収率を上げるにはどうすればいいでしょうか?

舟券はインから売れる

上記のように、ボートレースは内側のコースが有利です
これは、ボートレースをよく知らない人でも知っているくらい有名なことなので、舟券を購入しようとしている人ならなおさら理解していることです
なので、インコースからの舟券が人気になり、よく売れます
つまり、オッズが低くなるんです
インが強いレース場の有力選手のイン戦時などは、10倍を切るオッズが当たり前です
(過去に見た最低オッズは3倍代でした(笑))

この傾向が顕著に出るのが節間の初日です
モーターの機力評価がまだ固まっていない、選手の節間成績がないため、迷ったらインコースから!という考えの人が多く、よりインからの舟券が人気になります

インからの舟券で高回収を得るためのポイント

では、インからの舟券で高回収を得るためにはどうすればいいでしょうか?
仮に、あなたが狙っている1-23-流のオッズが下記の通りとしましょう

1-2-3 4.6倍      1-3-2 5.4倍
1-2-4 6.1倍      1-3-4 7.2倍
1-2-5 14.3倍      1-3-5 19.6倍
1-2-6 32.5倍      1-3-6 48.2倍

さて、この時高回収を得るためにはどうすればいいでしょうか?
戦略は3つあります

1つ目はインから買い目を絞って厚く賭ける方法
上記オッズを均等に流して買っていた場合、8点購入することになるため、半数でトリガミ(購入金額よりも配当金が低くなること)
になります
なので、より自身がある買い目のみを買う方法です
上記例で言えば、あなたが1-23-流しのうち1-23-235に自信を持っている場合は、そこのみを買うという方法です
そうすれば、4点の購入になるためトリガミは回避できます

2つ目は流して買って高め配当を待つ方法
半数でトリガミになりますが、逆に半数で利益は出ます
なので、トリガミ覚悟で高めが来るのを待つという方法もあります
特に3着は、展開によってレース途中での入れ替わりが大いにあり得る着順です
どの艇も可能性があると思うのであれば流しておくほうが無難かな思います
0よりも多少でも配当金があったほうがいいですからね

3つ目は勝負をしないという方法です
上記のレースを勝負する、しないの判断は皆さん個人の判断になります
もし、あなたが配信者の方ならすいません(笑)
そのレースにおける買い目の自信度とオッズを見比べて、勝負する価値なしと判断したら無理に勝負しなくてもいいんです
プラスにはなりませんが、マイナスにもなりません
そこで使わなかったお金を別のもっと自信があるレースに使う方がよっぽどいいと思います
特に、負けが込んでるときは熱くなってしまいがちなので、一歩引いた観点から冷静に判断しましょう

④インコースが負ける時の特徴

では、これだけインコースが強いボートレースにおいて、インコースが負ける時はどんな時か考えていきましょう

選手力量・モーター機力が外側の選手の方が高い

1つ目に、インコースの選手よりも外側の選手の方が力量またはモーター機力が高い場合です
インコースの選手が勝つ1番の理由は1マークを最初に回るからです
これにより、引き波のないきれいな水面を勢いよく回れるためにインコースは強いです

ただ、スタートが遅かったり、伸びが甘かったりする場合は、外側の選手が上からまくっていったり、先に旋回体制に入り、内側を差してくるパターンが大いにありえます
このような場合に、インコースが負けると言えます

その際に、インコースの選手のコース別連対率は参考になります
1着率は低いけれども、2.3連対率が高い場合は、まくられても外側の艇に抵抗せずに、着どりをしていくパターンが考えられます
逆に、1着率と2・3着率に大きな差がない場合は、まくられた場合に、外側の艇に抵抗するパターンが考えられます
また、その選手が差し負けが多いのか、まくり負けが多いのかなどのデータを参考にすると、レースの展開考察がしやすく、舟券の参考になります

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上記サイトは選手のコース別連対率や決めりてパターンなどが選手別、レース別にわかりやすくまとまっているので非常におススメです
ぜひ、見てみてください!

外側選手の前付け

2つ目に、外側の選手が強引に前付けしてきた場合です
この場合、インコースの選手がコースを主張し、進入が深くなる場合があります
そうなると、十分な助走距離が取れずに、スリットを超えた後に加速が足りず、外側の艇にまくられてしまうパターンがありえます
こういった場合は、機力十分な有力選手でも負けてしまい、高配当が飛び出すこともありえます

展示で前付けを狙う選手がいる
さらに、内側の選手が激しく抵抗し、進入が深くなっている場合などは、インが負ける可能性も考慮に入れたほうがいいです

イン屋(常に内側コースから走るため、外側コースの場合は前付けをする)の選手が外側にいる場合は、進入が読みにくく、嫌いな人も多いかもしれませんが、高配当狙いという観点からいうと、ねらい目レースだったりします
昔に比べて、イン屋の選手は数を減らしてしまいましたが、今でも存在します
そういった選手たちの名前や特徴は覚えておいて損はないと思います

強風や水面コンディションが荒れている

3つ目に、風や波といったレースコンディションが荒れている場合です
強風が吹いている場合は、各選手スタートを切るのが難しいです
特に、向かい風の場合は、スロースタートの選手の加速が十分つかない場合も往々に見られます

また、水面コンディションが荒れている場合は、走り慣れている地元の選手がキレイに差してくる場合も多いです
特に、江戸川・びわこ・福岡などは波が出て水面が荒れやすいので、内側選手が走り慣れてなかったりすると、当地を走り慣れている地元選手の方がねらい目だったりします

当日のレース結果からその日の傾向が見えてくる日もあるので、それまでのレース結果やリプレイを見返してみるのもいいのではないでしょうか

⑤まとめ

以上のように、「ボートレースは強い!」
これは、紛れもない事実であると言えます

ただし、レース番組やレースコンディションによってはインコースが負ける可能性もあり得ます
インコースが負ける、特に3連対にも絡まなかったりすると配当は大きく上がることが多いです
選手力量やモーター機力、レースコンディションなど数々の要素を参考にし、レース展開を考察して、より回収率を上げられるように意識しましょう

大事なことは回収率を上げることです
自信がないレース、自分の想定よりも配当が低いレースなどは思い切って「見」することも1つの戦略です
決して熱くならずに、トータルの回収率を上げることを意識すれば、よりボートレースを楽しく、また勝てるようになると思います!

競艇予想のレジまぐ

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