【初心者必見】ボートレースの基本ルール!コースが変わる仕組みも解説

『ボートレース』

昨今、パチンコ・パチスロの出玉使用の改正や、ライターさん達のYouTubeを利用したボートレース番組への出演の増加で、ボートレースに興味を持つ人、やり始めた人が非常に増えたと思います
なんなら、私もその一員です(笑)

そういった中で

ボートレース最近流行ってるしやってみたいな
でも、ルールとか全然わからないからお金とか賭けたくない・・・

なんて思っている方も多いんじゃないですか?

そんな皆さんのために、

・ボートレースにおける基本的なルール
・スタートの位置が変わる仕組みと原因
・舟券が返還されるパターンとされないパターン

こういった部分を今回は解説していこうと思います

①ボートレースの基本的ルール

計1800mのレースにより、勝敗が決する

ボートレースは原則6艇の船が1周600mの水面コースを3周、計1800mを走った上での着順を争う競技です
ターンマークと呼ばれる目印がコースには2つ配備され、各レーサーはそのターンマークを左回りで周回していきます
最終的には、3周目のゴールラインを通過した順番で、着順が確定します

特徴としては、水面の上を船で走るため、旋回技術や船の良し悪し以外にも、といった自然的要因がレース結果に表れることが挙げられます
特にターンマーク付近における着順の入れ替わりがよくおこるので、そこがレースの見どころ、アツくなれるポイントだったりします

特殊なスタート方式

ボートレースのスタートは他のレース形式とは違い、特殊なスタート方式をとります
他のレース形式は、コースによる前後はありますが、「いちについて・・・よーいドン!」でスタートしますよね?
ボートレースはフライングスタート方式というものを採用しています

フライングスタート方式とは、大時計と言われるスタートライン側に配置されている時計がレース開始後、1分間回り始めます
その時計の針が0秒を指すまでの間にスタートラインを通過するというスタートルールになります
有効な時間帯は0.00~1.00までの時間です
この時間帯より早く、もしくは遅れてスタートしてしまった場合は、フライング(F:早い場合)出遅れ(L:遅れた場合)となり、当該レースでは失格となります

ボートレースは水面を走る競技なので、波の立たない先頭を走ることでよりスピードが出ます
ボートレースの着順はスタートで半分以上は決まる』と言われているのはこのためですね


基本的には1~3コースの選手がスロースタート、4~6コースの選手がダッシュスタートの進入体形になります
これは、内側の選手はスタートを合わせやすく、外側の選手はより勢いをつけてスタートしたいという思わくの上、こういった体形になりやすいです

スロースタート:内側の選手が2マーク付近にスタート位置を決めるスタート
        スタート位置まで近いので、勢いはつけにくいがスタートの
        タイミングは合わせやすい
        スロー勢とも言われる
ダッシュスタート:外側の選手が2マークよりもはるか後方にスタート位置を決める
         スタート
         スタート位置まで遠いので、勢いをつけてスタートしやすいが、
         距離がある分スタートタイミングを合わせにくい
         ダッシュ勢とも言われる

レースは一日12レース、開催期間は4~7日

ボートレースでは、気象条件による開催困難な場合を除き、1日で12レースを行います
出場予定の選手はその中で振り分けられたレース、枠番にて1~2レースを走ります
レースは通常4~7日間を1節とし、開催されます
各選手は1節間、与えられたモーターと枠番による出場レースを戦い抜き、その成績によって総合的な着順を決められます

節間は通常、予選→準優戦→優勝戦とわけられ、成績上位の選手が準優戦、優勝戦に出場、その節における優勝者を決定します
※短期日程の開催の場合は、準優戦がない場合がある

それに伴って起こるのが、勝負掛けです
勝負掛けとは、ある選手が準優戦に乗るためには、このレースで1着にならなくてはならない、といった感じで、○○着に入れば次のステージに進めるといったような状況を指します

選手は自分の成績や配当金、プライドのために各節間優勝するつもりで走っています
どのレースも勝利を目指して走っていますが、勝負掛けの状況では、その気持ちがより強くなります
なので、攻めるレースを行うことが多いです

・普段はそこまでスタート踏み込まない選手でも、ギリギリを狙ってくる
・1着条件の選手だから、無理して外をまくってくる
・3着条件の選手だから、無難に内側を差してくる

といったように、レースの展開考察の要因として参考にできます
舟券を購入する時には、参考にしたいですね

スタートの位置が変わる仕組みと原因

ボートレースを見ていると、稀にスタートの位置が枠番とは変わる場合があります
これは、決してルール違反というわけではありません

では、なぜこういったことが起こるのか、また起こる場合と起こらない場合があるのはなぜかを解説します

基本的な出走コース

ボートレースは内側から6艇の船が順番に並んでコースが決められます
基本的には番組構成で決められた1号艇~6号艇がそのまま1コース~6コースとなります
各艇は目視で分かりやすいように色分けされたカポックを着てレースに臨みます

ただ、このコースというものは必ずしもこの順番通りに走らなければならないというものではありません
ボートレースは水面を左回りで走る関係で内側の艇のほうが有利です
各選手は1つでも内側のコースに入りたいんです
そこで、外側コースの選手がより内のコースに入る(奪う)という行動もありえるんです

レース前の待機行動

ボートレースを見ていて、スタート前にピットを出てからフラフラと艇が進んでいる状況を見たことがあると思います
この行動を待機行動といいます

待機行動とは、大時計の12秒針が回り始め、0を指すまでの行動をいいます
この待機行動中に、各選手は自分のスタート位置を決めています
各艇のスタート位置はこの時に決められているので、この待機行動中にスタート位置を奪ったりすると、コースの入れ替えが発生します

前付けとピット離れ

待機行動中にコースが入れ替わると枠番通りのコースとは変わってきます
ボートレースは内側が有利な競技なので、各艇1つでも内側のコースに行きたがるんですよね
なので、外側の選手が内のコースを奪うのが基本です

方法は2つ
前付けピット離れです
両方とも内側のコースを奪うための方法ですが、若干違いがあります

前付けはピットを離れた各艇が第1ターンマークを回った後に無理やり前に出ていく方法です
無理やり前に出ていく関係で、第2ターンマークまで到達する時間が早くなりやすく、スタート位置が深くなる可能性が高まります
この場合、前付けを行った艇は回りなおして大外のコースにならない限り、ダッシュスタートの位置まで艇を引くことが出来ません

【G1】昔の競艇のような進入レースw【鈴木西島】

ピット離れはピットを出て第1ターンマークに向かう前に内側のコースを奪う方法です
外側の選手が勢いよく出て奪うこともありますし、内側の選手が出遅れて、結果的にコースが入れ替わることもありえます
この場合、コースを奪った選手は後ろに引いてダッシュスタートを選択することもできます

蒲郡G1 第65回東海地区選手権 3日目10R「展示は枠なりだったのに…5.井口佳典のスーパーピット離れを見抜く蒲郡・高橋アナの眼力!!」2020/2/16

コースを奪うリスク

だったら、外側の選手は毎回内側のコースを狙ったほうがいいんじゃないの?

内側コースが有利で勝てる可能性が高いなら毎回前付けした方が勝てる確率が上がるからやるべきですよね
ただ、そうしない原因があります
それは、前付けをすると進入が深くなるからです

前付けは外側の選手が勢いよく内側のコースを狙って動いてきます
その時、内側の選手も入れたくないので抵抗します
そうすると、第2ターンマークに到達するまでの時間が早くなり、自然とスタート位置がスタートラインに近くなってしまいます

するとどうなるか

・十分な助走距離が取れずに、外側の選手から勢いよくまくられてしまう
・慣れないスタート位置のためスタートが合わない

などのリスクが出てくるんですよね
なので、前付けはたまにしか起こらないんですよね
下の動画とかはそのリスクがわかりやすいです

【ボートレース 】なぜ江戸川で前付けしないの?→こうなってしまいます。【江戸川】

③舟券が返還される時とされない時

舟券は返還されることがある

舟券を買った時に『返還』という文字を見たことはないでしょうか
これは、文字通り買った舟券が返還となる、ようするに購入金額がそのまま返ってくるということです

返還が返ってくる仕組みは、購入している対象選手が何らかの原因でレースに参加できなくなった場合に返還となります
どう頑張ってもその舟券は当たらないですからね

なので、返還対象の舟券を持っている場合は、必ず捨てないようにしましょう
お金を捨てているのと同じことなので、非常にもったいないです
よくレース実況の方が『舟券確定まで大切にお持ちください』みたに言うのはこのためですね

返還される時、されない時

返還は、何らかの原因で対象選手がレースに参加できなくなったときに起こりうると言いました
ただ、すべてのケースで当てはまる場合ではありません
舟券返還の対象になるのは以下のケースです

・出走前に帰郷やケガの影響でレースに出られない場合
・フライング、もしくは出遅れにより当該レースを失格になった場合
・待機行動、展示走行時にエンストなどのトラブルにより、レースに参加できなくなった場合

逆に、対象にならないのは以下のケースです

・レース中のエンストや転覆により失格、完走できなかった場合
・完走後、審判員により悪質な違反ととられ失格になった場合

ポイントは、レースに参加する前か後かです

レースに参加する前に起こりうるトラブルである場合は返還対象になりますが、レース後に起こったトラブルである場合は返還対象になりません
最終的には主催者側から返還の有無を発表してくれるので深く知っておく必要はありませんが、知っているとレース中のテンションが変わります
私は昔、転覆失格は返還対象だと思っていたので、良く勘違いしてメッチャテンション下がってました(笑)

④まとめ

以上がボートレースにおける基本的なルールです
正直、覚えようとしなくてもレースを見たりしてたら、なんとなくわかってきます
ただ、知っておくとより深くボートレースを楽しめると思うので、ざっくりとでも頭に入れておくといいと思います

ボートレース初心者の方はいきなりレースだけ見ても正直そこまで楽しくないと思います
なので、YouTubeのボートレース番組を見ることをおススメします

最近は、有名パチスロライターの方がボートレース番組に多く出演しています
ういちさんとか松本バッチさんとかですね

そういった方たちは、動画を見ている視聴者側を楽しませる技術を持っています
また、撮影・編集スタッフも元々パチンコ・パチスロ動画をやっていたスタッフの方々がとっていることが多いので、ボートレースに興味がなかったとしても単純にバラエティ番組としてクオリティが高いものだと私は思います

なので、そういった動画を見て、楽しんでボートレースの雰囲気というものを体感してみてほしいです
そこから、自分で舟券を買ってみるというのが初心者の方がボートレースを始めるには最適じゃないかな?と私は思っています

競艇予想のレジまぐ

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